スランプ

フラガール

『 スランプ 』

検索してみたら
なるほど・・

義母が亡くなってから
数々の教室をこなしてきたけれど

新しい作品を作ったのは
この半年間で
たったの一個
まる陣さんのうさぎだけ。

あちこちから教室の依頼を頂くお陰で
どうにか粘土から離れずにいます。

本当は何もする気がしない
新しいアイディアが全く浮かばない
少し作っても今までのように
イメージ通りにならない
それに落ち込む・・・
落ち込むのが怖くて作れない。
ずっとこの繰り返し 笑

新しい物が生み出せないのは
「ずっと同じ場所にいるから」
七尾で絵の先生をしているお友達が
優しく言ってれました。
私がお手本としてる人です。

そのお友達が繋げてくれたお仕事
ようやく出来上がりました。

私のフラドールを気に入ってくださって
半年以上も待っていた方。
お友達にプレゼントするそうです。
とても有り難く思います。

『心を篭める』

好きな人の顔を
思い浮かべながら作っていた
ずっとずっと前・・・
初心と原点に戻れた気がしました。

ご注文くださった方に
感謝です。

心を篭める私の作品は
やっぱり可愛い~! 
自画自賛したくなります 笑

へたれな私を
引っ張り挙げてくれる人がいる・・・

ありがとうね♪ まなみちゃん。

手鏡

tekagami

私が死んだらお棺に入れて欲しいと思ってる。
とても気に入ってます。

ある時お客様から突然
「京子さん、好きな花は何ですか?」と聞かれました。

それから半年程して
これを頂きました。

お客様は仕上がりを見て
『仏具みたい』と ひどくがっかりして
私には渡さないつもりだったそうです。
でも、この蒔絵師さんが急に亡くなり

更に、鏡の漆を塗ってくれたお父さんから
蓮は泥水を吸って天に向かって
美しく咲く花だと言われ
気持ちが変わったそうです。

「私と娘ふたり、京子さんの
それぞれの好きな花を入れて作りました」 

ご自分と娘さん・・
そこに私を入れてもらえるなんて・・・

涙が出るくらいとても嬉しかった。

『仏具みたい』
そんなとこが、かえって、とても好き。

花さきがほんのり
ピンク色にしてあります

手掛けた蒔絵師さんにとっての『蓮』は
こうだったのだろうな・・・
それを尊重したいという思いもある。

どんな方だったんだろう・・
どんな思いを篭めていたのかな・・・

漆塗りは角が柔らかくて
優しくて
とても温かい。

自分がダメになりそうな時
これを手に取ると
心が落ち着きます。