「私は一生こうなんかな?」
嫁として虚しく思う日々を送っていた時に
彼女と出会いました。
線路をガッタンと切り替える
子供の頃に見たあの光景の様に
私の運命は彼女に出会って変わった。
憧れで眩しい存在だった彼女が
「大好きやよ!京子ちゃん」
弾ける笑顔と大きい声で
言ってくれた日から
私は私の事を好きになれた。
義母の出棺の時
斎場へのバスに乗り込む私を
全ての人が遠巻きで見ていた‥
たまらなく孤独で
不安な気持ちになった。
その時、彼女が参列者の中から飛び出して
私に駆け寄ってきた光景は
今でも鮮明に覚えています。
今でも思い出すと涙が溢れます。
嬉しかった。
何度も何度も彼女に助けられて
勇気をもらって
自分を好きになれて
自分を認められる様になり
ずいぶん強くなれた。
歳を重ねると一緒にいた年月じゃない‥
「大切な人」が出来ると強くなる‥