大雪が積もったあの日の朝
あまりの驚きで
呆然とここに立っていました。
街が静まり返っていました。
しばらくするとまた
驚く光景が目に入りました。
除雪車が通ったばかりの真っ白い道路を
車が次々に通過して行くのでした。
老人施設の送迎バス 宅急便 路線バス 灯油の配達車 タクシー
それは「誰かのための」車ばかりでした。
出勤用の車を出す事も大変だったはず。
送ってやりたい家族もいただろうな。
ディサービスの迎えの車に
「遅かったな!」怒鳴りながら乗り込む年寄りを見た事がある。
大雪が降ると「試される」事が多い。
雪の除け方にも「本性」が出る。
私も長男に指摘されてしまいました。
今度大雪が降ったら
「役所に言うぞ」
「遅かったな」では無く
「この雪の中ありがとう」だったり
クレームの電話では無く
相手の見えない部分を想像してみる‥
のはどうかな‥と
自分に言い聞かせてます。