幸福感

高い時計が売れたという
幸福感もあると思いますが…

閉店近くにご来店のお母さんと高校生。

お母さんが遠慮気味に予算をおっしゃる。

お嬢さんが手に取るのは
五千円ほどの商品ばかり。

試験に使う事と今後の使い道を考えて
お勧めしたものはお母さんの予算を
超えてしまいました。

娘さんは革ベルトのタイプを選びました。

革ベルトのより少し高い
こっちを気に入っているようでしたが
お母さんを気遣ったのだと思います。

「今時珍しい」という言葉が浮かびました。

予算をオーバーしてしまったので
多目に値引きをしました。

お母さんがとても喜んでくださって…
嬉しかったです。

おふたりの感じがとても良くて
お帰りになった後もその余韻が
店内に残りました…

忙しかった一日の終わりに
時計を見つめて
しばらく浸る「幸福感」