夜のマリンタウン

夜の9時半、マリンタウン
ウオーキング中
ひとりで歩く観光客らしき女性。
コピーした地図はあのホテルのもの。
とても不安そう。
「あの〜怪しい者ではありませんよ
どちらに行かれるのですか?」

驚いたのか、店の名前が出てこないと言う。
「あ、そうそう山海」

「えーっ!その地図でこの真っ暗な中、しかも山海〜!」
そういう私も山海の場所が出てこない。
ホテルが予約してくれたと言う。

とにかく帰りの事もあるので、
明るい通りから行きましょう。

方向は分かるけど場所が分からない。
「どんぶらこ」なら分かるのになー。
友達のさっちゃんに電話して
ようやく辿り着けました。

マリンタウン21:08着
特急バスで来たんだろうな。

金沢から輪島まで2時間半も掛かると
思わなかったとか。

「空腹で」
いつかの「女優の様に美しい人」も
同じ事を言ってたな。

暗い中出て来たのは
余程空いてたんだろうな。

着いたら辺りは真っ暗で
「観光地」のイメージ
崩壊しただろうな〜〜。

道を聞きたくても
暗い向こうからやって来るのは
ランニングの男性
酔っ払いの地元人
観音町帰りの
ほろ酔いホテルの宿泊客

あの様子では無理やなぁ〜
ホテルにはサービスの限界が
あるだろうし。
「真っ直ぐ行って右」
と説明されたとか‥。

「ご一緒にいかがですか?」
のお言葉を
丁寧にお断りして
山海の手前で別れた時‥

向こうからさっちゃんが
心配して来てくれた。

嬉しかったな‥
嬉しかった。

帰宅して息子に
「ここから山海まで行ける?」
聞いてみました。
スマホ無しでは無理だそうです。

またまた 考えさせられる出来事でした。