淡々と

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今までなら放って置くよう症状も
義母が亡くなってからは
早目に病院に行くようになった。
寝込む訳にはいかない。

この日は明けの長男も
具合が悪くなり
2人で病院に行く羽目に。
あっという間に半日が過ぎ
先に私だけ帰宅して
義父にお昼を出し
屋根裏部屋から
山のようなダンボールを降ろして
ずっとクリスマスの飾り付け。

その夕方立て続けに
商品の事で
2件の苦情があった。

お客様のお怒りはごもっともで
直角90度で頭を下げ
お詫びすると
スエット姿の私が鏡に映った。
お車までお見送りして
再度お頭を下げると
足が素足にサンダルだった。

ひどく気持ちが
落ち込んでしまった。

頂き物の蕪の扱いしながら
「こんな事は私のやりたい事じゃない」
心の中で何度も言った。

あんまり見てない朝ドラ
戦死したかもしれない夫
気落ちする主人公に
『淡々と・・・』と
クールに言葉を掛けるシーン。

『淡々と・・・』
いいな・・・
そう 淡々と

いっぱいいっぱいでも
それでも『ゼロ』の状態から
ひとつずつ仕上がっていく。

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今年はゴールドです。