体調が戻りつつあるので
実家の母の様子を
朝のうちに
2日続けて見てきました。

なぜ2日続けてかというと
私が行くと
あまりにも喜んでくれるのです。

食欲が無く
梅干し婆さんのようになってしまった母

「京子が来てくれて嬉しい。母ちゃん
京子の顔は1日でも見てられるわ。京子はや~やろけどね」

「そやね、1日中は困るわ〜」
一緒に大笑いして

勿体ないと
電気も点けず
テレビも点けない部屋で
ふたりして
揺れる暖簾を眺めて

「風が入るねぇ」

「ほんと…」

静かな時間でした。

母がココロを病んでた時期
止めるのも聞かず
増水した川まで行くと
言い張った事があって
このまま一緒に死にたいと思ったあの時の
激しい母の面影は
もうどこにもなくて
穏やかで
お地蔵さんみたいな
にこにこ顔になり
義姉を褒めまくり

「有り難い」
「嬉しい」「気の毒な」
いい言葉しか言わない。

母と私
今が一番幸せ
なのだと思います。

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