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魚が捌けないので

ずっと憂鬱だった

アオリイカの季節。

 

この年になって

ようやく

少しまともになってきました。

 

義父用のイカ刺し

今までの中で

一番上手いと

自画自賛中です。

 

義母が

「切れん切れん」と

嘆いていた出刃包丁。

亡くなってから

刃が錆び

柄が割れたので

捨てようとしたのですが…

思い直して

宇出津のふくべ鍛冶さんに

研ぎをお願いして

蘇りました。

 

手渡された時

「いい包丁ですよ」と言われました。

捨てなくてよかったです。

 

毎回イカに

四苦八苦しながら

義母を思い出します。