両親の事で
精一杯で
気になっていたけど
来られなかった。
誰かが私達を見たら
身内と思うだろうな…
足が痛い
歩けない
耳も聞こえない。
どんなんしてこの畑をしてるんかな…
「役所の人は施設に入るようなこと言うげ
友達も出来るよ!って
施設の中におるような友達は要らん!」
「気丈」とは
こういう事
立派やと思う。
「京子ちゃんお父さんどうしとる?」
父の事を話したら
泣いてくれて
私も本音を話して
一緒に泣いた。
悲しそうに
私が好きな無花果が
一本枯れてしまったと‥
「胡瓜はあるか?
茄子はあるか?」
「どっちも野菜庫閉まらんくらいある」と言うと
「そうかぁ〜」
「そうかぁ〜」
めちゃめちゃ笑顔になって
こんな事を
喜んでくれるのは
母とふたりだけど思う。
「長生きしてね
無花果ずっと食べたいしー 笑」
「ばーば死んでも
京子ちゃん来て取っていかし 笑」
ずーっと仲良しでいたい。