次男が2歳の頃
義母が2階の窓から
外に落として
大怪我をしました。
あの時は本当に辛かった。
「地獄」なんて言葉は
簡単に使ってはダメだと思ってたけど地獄だった〜。

怪我の後遺症を
告げられていたので
毎日恐怖の中にいました。

そんな中
ご近所の奥さんが
「私、面白い事聞いよ〜。あなた達ともちゃん落ちる直前に夫婦喧嘩してたって?」
愉快そうに笑った薄い唇を
20年以上経った今でも鮮明に覚えています。

「それが面白いこと?」

「人って怖いな」と
思いました。

言葉の綾だったのかも知れない。
作り話を言いふらしてる人を問い詰めてやりたいという気持ちも今はありません。

輪島に感染者が出て
日々誠実に頑張ってる人とお店が
あの時の私と同じように
事実と違う事を広められていると知りとても悲しくて
残念に思います。

噂話は一時的な事だと
励ましたいけど
当事者の心の傷は簡単に
回復しません。

どうせなら残りの人生
毎日を美しく生きたい
事実でない噂を広げるような事はしたくないです。

人を陥れるような言葉を
発した口で
家族に「行ってらっしゃい」
「お帰り」と言うのは虚しい。

今の事態に先行き不安がいっぱいで
美しく生きてばかりはいられない状況だけど

朝一番に
「空が青い〜!」
「猫が可愛い〜!」
「花が美しい〜!」

心の中で叫んだら
気持ちも変われます。