残りの人生に

「ラズベリーが少しずつ実っているので、摘みに来ませんか」
お友達からLINEが届きました。

庭の一角の小さい木なので
そんなにたくさんはないのに
お友達の気持ちが
とても嬉しかったです。

鋏とカップを持たせてくれて
「ほら、ここにあるよ」
「これはまだ早いかな?」

取りやすいように
葉っぱを除けてくれる
背中を見ていたら
記憶の奥から込み上げてきた
懐かしさ…

それは
亡くなった祖父母
伯父や伯母達が与えてくれた
温かさ。

残りの人生にこんな人が
いてくれるのと
いないのとでは全然違うと思う。