おばちゃん

時々野菜を届けてくれる
おばちゃんがきました。
「ファミイに行きたいので
荷物を置かせて」と言うので
「うちは荷物預かり所じゃないよ」と
言おうとしたら
「荷物預かり所じゃねーな」
先に言われました 笑

いつまでもいつまでも世間話をするので
「おばちゃん!私やりたい事
山のようにあるんやから
早く行ってきて!💢」
少しキレてしまいました。

時々関係性を聞かれるのですが
「赤の他人です!」

ファミイから帰って
娘さんの迎えを待つ間
傘を巻いて留めるボタンが無くなってるので
裁縫箱とボタンをあげました。
「やっぱり留めるがあると良いなぁ」

実は満州帰りで
お父さんは区長だからと
村に残り生死不明
お母さんは引き揚げの途中で亡くなり
幼い兄妹で日本に帰ってきました。
おばちゃんは当時保育園児くらいでした。
この話を聞いた夜眠れませんでした。

「京子ちゃんおらぁみたいもんと
付き合いしてくれてありがとう〜」
「京子ちゃん今度恩返しするしな〜」拝むので
「早くしてよ!昔は鶴や亀だって
恩返ししたんやからね!」

おばちゃんとは漫才です。

散々どーでもいい話をして
迎えにきた娘さんの車で帰って行きました。

「年の離れ過ぎた友達」