今朝は両親の診察日でした。
受診する科が増えて
ふたりともどんどん
手が掛かるようになっていく。
病院の入口で
よたよたするから
センサー検温が
なかなか出来なかった。
後ろに並んでいる人がいたので
つい父を急かしてしまった。
その時「はーい爺ちゃんどれどれ」
父の脇を抱えてくれた人がいた。
同級生のラーメン屋の
お姉さんだった。
内科では血圧を測る椅子に
座らせる事が出来なかった。
その時も手を差し伸べて
くれた人がいた。
倒れた杖を拾ってくれた人も。
内科で父に付き添っていると
忙しい整形外科からきて
「京子さんあと2番で
お母さん順番くるよ」
言いにきてくれた
いつもの看護師さん。
調剤薬局では
「お父さんどうですか?」
毎回声を掛けてくださる。
今日は特に父が大変だった事を
話してしまった。
「うん、うん分かります」
「分かります」の言葉に
涙が出そうになった。
コロナ禍でも
迷う事なく手を差し伸べてくれた。
うれしかった。
ひとりでは生きてないな。