野良猫 福
私の癒しだった。
「ニャー」とは鳴けなかった。
とある民宿さんの下駄箱が寝ぐら
ご飯ももらっていたから
安心していました。
民宿の奥さんによると
散歩で時々通る人が
福を動物病院に連れて行った後
飼うと言って連れて行ったとか‥
話が出来過ぎている‥
息子も「あの不細工な福が貰われたって?」
可愛い盛りの子猫ならまだしも‥
もしかして福の身に何かあって
民宿の奥さんが私を悲しませないための
作り話し?とさえ思ってしまう。
福のために開いていた下駄箱は閉められ
本当に福はいなくなってしまった。
ふわふわの毛
私を見つけると
のそりのそりと近づいてきて
ごろりとして
甘えるのが可笑しかった。
福を見てると癒されました。
連れて行った人も同じだったのかな?
きっと可愛がられて幸せでいると思いたい。
でも福がいなくて寂しい。
もっと可愛がってあげれば良かった。
失くしてから分かる事がある