今がある

どうして人にそこまで出来るん?
人に優しく出来るん?
聞かれる事があります。

フェイスブックの思い出に出てきました。
のと空港近くに住んでいた伯母。
この時90歳を超えていて
足が痛くて歩けなくなり
家の中では這っていると父から
聞いていました。

これは新米をもらったお礼を
届けた時の事だと思う。
雨なのに
「畑に行って何かとってくる」
と言って聞かなかった。
私は伯母の前掛けの裾を
ぎゅっと掴んで止めたのに‥
その手を振り払った力の強さ
私の中にまだ残っている‥

伯母の命がもう何日も無いという時
伯母の嫁と母と私で病院に行き
我先にと声を掛ける2人の名前は呼ばず
「京子ちゃん耳が聞こえんようになってしもた」
私のことばかり言って母は不満そうだった。

夫にはこんな経験がなく
いつも伯母たちの行動に戸惑っていた。

西岸の伯母
この伯母のおかげで今の私がある。

私はまだまだ何も出来てない。
伯母達から教えられた事
与えられた事の半分も出来てない。