とりつくしま

かなみちゃん

かなみちゃんが貸してくれました。

今の私にちょうどいいからと・・・

読み始めると不思議な気持ちが湧いてきます。

悲しくて 切なくて 寂しい・・・

でも、温かくて ほっこりもして ちょっと可笑しかったりもする。

亡くなった人がこの世に未練があり、

何か物になって戻るというお話し。

物なので愛する人が目の前にいるのに

話せない 動けない 手を差し伸べられないもどかしさ

そう『もどかしさ』

それは亡くなった人への思いと似てる

先日デパートに行きました。

洋服売り場では

「あっ、これお義母に似合いそう」と思ってしまう。

布地を見るとあれこれ選んでしまう。

身に付いてしまってる・・・

「そっか、お義母さんはもう居ないんや」

「何で死んでしまったんやろ」

店員さんの愛想笑いも

フロアに流れるクリスマスソングさえも

憎らしかった。

これを読んでいくと不思議と心が落ち着きます。

私にと思ってくれた

かなみちゃんの気持ちがとても嬉しい。

ありがとう。