オメガ製時計の電池とバンド洗浄です。

オメガの裏蓋は特殊な工具を必要とする場合があります。

左が一般的な工具。この時計では右の3点式の工具の方が開けやすいです。

オメガは当店では電池交換ができない機種もあります。

バンド洗浄も同時にしました。

バンドをはずしたり戻したりできる方はご自分でもできます。

ただし、オメガやホイヤーなどではバンドの留め方に

ちょっとしたコツが必要です。

洗浄は、洗剤付けてブラシでこすって水洗いして、超音波洗浄。

これを何度か繰り返す単純作業です。

先日ブログで書いていたK18ダイヤ入りネックレスの

クリーニングです。

10年前に無くして洗面上の裏から見つかったネックレスです。

最初は金とは思えない赤茶色でした。

あまりにひどい汚れでしたのでそこそこキレイになれば良いかなと

思っていました。

クリーニング液による洗浄・イオン電解洗浄を複数回と行ってきましたが、

私自身欲が出てきまして、メーカーの大型機械の洗浄もやってもらいました。

ある程度料金がかかりましたが、去年買いましたと言っても大丈夫なくらいにまで

キレイになったとです。めでたし・めでたし。

時計バンドは黒色・茶色が多いですが色々とカラフルな

バンドもメーカーから発売されています。

男性用でも、イエロー・パープル・ホワイト・ピンクなど

色々あります。

お店の在庫では対応しきれないので、注文で対応

させてもらっています。

今回、男性用の時計にきれいなイエローのバンドを

選んでいただきました。

修理に持ち込まれた　かけ時計です。

一般的な掛け時計より二回り以上大きくて１００メートルくらい

離れても時間が分かりそうな立派な時計です。

故障しているとはいえ捨てるには惜しいです。

機械は完全にサビが回っていて再生不可能です。

幸い特殊な機械ではなく汎用性がありそうですので、

交換ができそうです。

機械をそっくり替えてしまえば新品と変わりません。

お客さんからクリーニングを頼まれたネックレスです。

K１８なんですが、まるで銅のように赤茶けています。

１０年前になくしたものが、先日　洗面台の裏から出てきたそうです。

１０年分の汚れをためているわけですね。

ジュエリーのクリーニングは

第１段階・超音波洗浄

第２段階・クリーニング液に浸した後水洗い

となりますがこれだけの汚れは取れそうもありません。

最終手段は、電解イオン洗浄をおこないます。

このような器具を使いジュエリーに電気を通して汚れを取ります。

ジュエリーに電極を当てて電解液に浸します。

だんだんキレイになってきました。

これを何度か繰り返します。

真ん中からメガネが折れました。

メガネフレームの腕部分は残して、

レンズの入る部分（前枠）を交換します。

フレーム１本よりもかなり安くなります。

このフレーム、中国製ではありますが

福井の問屋さんが扱っている商品で

パーツがそろっています。

通常の中国製フレームですとパーツは

ほとんどありません。

パーツは無い場合、実は真ん中からつなげてしまう事は出来ますが

金属製フレームと違い強度はちょっと心配です。

時計バンドが、バラけてしまいました。

こんな時は市販のバンドに交換します。

そんなに高価ではありません。

でも時計の付け口が特殊だったので

バンドメーカーで対応する商品が見つかりませんでした。

他メーカーでも調べたら過去に発売していたけど

現在は生産中止。

そこでバンドを修理する事にしました。

これでまた使えます。

ゴールデンウィーク中はお店の前に机を置いて

観光情報を自由に持って行ってもらっています。

のとツーリズムインフォメーションがつくった中国語バージョンもあります。

ロードトリッピングの英語バージョンもあります。

時計に磁気がうつって故障することがあります。

強い磁石に時計が近づくと磁気がうつります。

クオーツ時計には極小モーターが入っていますので、

磁気がうつると時間が狂います。

磁気は方位磁石で簡単なチェックができます。

今回お客さんから預かった時計には磁気がありましたので、

磁気抜きをしました。

電池はまだ残っているはずなのに時間が狂う時は

磁気を疑ってください。

お預かりしていた時計の文化掃除が出来ました。

内部の汚れと、油乾燥による止まりです。

分解掃除・機械洗浄・時計油注油。

スイス製時計は修理代も高いですが

これでまた長く使えます。